ベトナムにてYKKがファスナー工場を新設する。

ファスナーで世界シェア45%のYKK株式会社が
ベトナムに工場を新設する。

公式HP：http://www.ykk.co.jp/japanese/

建材部門：http://www.ykkap.co.jp/
（アルミサッシ業界2位）

（以下日経電子版から）

ＹＫＫ、ベトナムに新工場
ファスナー４割増産
衣料品メーカー進出増で

【2018/9/25】

ＹＫＫはベトナム北部のハナム省で
ファスナー工場を新設すると発表した。
既存の工場と合わせ、
2021年3月期に同国での生産量を
18年3月期比４割増やす。
同国では中国の人件費上昇に伴い
海外衣料品メーカーの進出が相次ぎ、
ファスナーの引き合いが強まっている。
増産体制を早期に整えて拡大する需要を取り込む。

新工場は既に着工しており、
19年7月の建屋完成を予定する。
建屋面積は3万8000平方メートル。
土地取得費も含む総投資額は約67億円。
ＹＫＫは1998年にベトナム南部に
ファスナー工場を開設し、
13年には同地域で工場を増設してきた。

同国ではアウトドアからカジュアルウエアまで
幅広い衣料品メーカーの進出が続いており、
「今後もファスナーの需要増加が見込まれる」（同社）
とみて工場新設を決めた。
北部地域への納期短縮につなげる狙いもあるという。

同社は13億を超す人口を抱えるインドで
低価格ファスナーを展開する計画も進める。
国内ファスナー市場には、
繊維産業の生産拠点の海外移転といった逆風が吹く。
成長が期待できる新興国市場の開拓に
活路を求めたい考えだ。
（以上）